東京格安音楽企画・音楽サークル身内大集合

本格化する音楽ソフトのネット配信~音楽サークル・身内大集合~東京の格安音楽企画

本格化する音楽ソフトのネット配信

日本でも音楽ソフトのインターネット配信事業がいよいよ開始された。デジタルコンテンツ(情報の内容)の配信会社ミュージックーシーオー・ジェーピー(MCJ)が、99年9月から音声のデジタル圧縮規格MP3を使った配信業務に乗り出している。スタート時はインディーズ(独立系)のアーティストが中心で、―曲200円でパソコンからダウンロードできる。同社の佐々木隆一会長は日経産業新聞の取材に対して、その狙いや将来性を語っている。〈楽曲の試聴者は1週間に6000人前後。多い曲だと週に600人が試聴している。ただ実際の購入金額となると、まだ数10万円の規模にとどまっている。『ネット発のヒット曲』を少しでも早く誕生させるのが当面の目標だ〉〈正直言って、ネット配信は消費者から見ると、まだまだ利便性が低い。1曲ダウンロードするのに一般の電話回線を使ったのでは10数分かかるし、フラッシュメモリーなどの記録媒体も規格が様々。現状では『消費者にやさしい』とは言い難い面がある〉〈ただ技術改良は日進月歩だし、ネット配信がこれまで埋もれていた旧譜の活性化につながるのも間違いない。全体としては音楽市場の底上げにつながると確信している〉(『日経産業新聞』99・9・24)配信システムは、レーベルやアーティストと個別に契約し、楽曲を共通の電子モール経由で配信し、課金、決済などの業務を一貫して請け負い、その売り上げの中から手数料を受け取る形になる。不正コピーに関しては、最新の電子透かし技術や暗号技術によって防止する対策を立てている。音楽市場では21世紀にネット配信事業がかなりのシェアを占めるのは間違いない、とみられてはいる。だが、その方向性は現時点ではまだ明らかになっているわけではない。家電メーカーやレコード会社は、それぞれの思惑を秘めて模様ながめしているのが正直なところだろう。その一方、家電各社はパソコンからダウンロードする携帯型シリコンオーディオプレーヤーの開発にしのぎを削っている。従来のCDプレーヤーと違い、ネット配信されたりデジタル音楽データは、パソコンを通して内蔵半導体メモリーにダウンロードされる。そのためシリコソオーディオプレーヤーは、音楽データを再生するためのモーターなどの駆動部を必要としない。振動にも強いし、駆動部がない分小型軽量化も簡単なのだ。製品化にも拍車がかかっている。ソニーと東芝は99年内の発売を決定し、松下電器や三洋電機は2000年春を予定している。だが、どの圧縮技術やメモリー方式を採用するかでは各社の足並みはパラパラ。ソニーは圧縮方式にATRAC3、記録メディアはメモリースティックと公表している。三洋にも迷いがみられる。米リキッドオーディオ社のセキュリティ技術を採用、圧縮方式はMP3、AAC、ドルビーデジタル、Qデザインミュージックなどすべての方式に対応させる方針だという。また、日立マクセルはNTTと神戸製鋼が提唱している、NTT開発の圧縮フォーマット「Tw・lnVQ」を採用したシリコンディオプレーヤーを発売するといった状態なのである。これでは消費者がどれを選択していいのかまったくわからない。ここ当分は今の混沌状態が続くのではないだろうか。レコード会社の中で、ネット配信に最も積極的なのはソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)だ。ソニーマーケティングが12月21日から発売する「メモリースティックウォークマン」に合わせて、コソテソツーサービスの年内開始を目指している。イソディーズにとどまらずネット配信をOKしたアーティストの楽曲も扱っていく方針のようである。SMEに続くのは日本ビクターの子会社、ビクターエソタテイソメソトだとみられているが、マスコミへの対応は。「あくまでパッケージが主流であり、ネット配信はバッケージを補完するという意味しかない。しかし、コンテンツのデジタルペース化の構築は必要なので、準備は進めている」と慎重だ。五大メジャー傘下のレコード会社も、エンターテイメント系は様子見の傾向が強い。東芝EMIは「現時点で配信の予定はない、。しかし、内外の状況は注意深く見ている」。ユニバーサルミュージックは「プロジェクトを立ち上げて検討中。配信を実施する時に備えて準備はしている。ニーズがあれば準備は怠らない」ということだ。ワーナーミュージックージャパソも同様である。「プロジェクトを組んで、前向きに検討中。ワーナーミュージックーグループの世界戦略の方針に従うが、どういう方向になるかはわからない。パッケージメディアを守るという観点で、配信のメリット、デメリットを見極めたい」だし、エイベックスは「著作権処理がもっと明確になった時点で検討したい。今は静観という感じ。準備は進めているが、どういう方法がいいのか、きっちり見極めてから対応したい」など、各社ともまだ二の足を踏んでいる状態なのだ。
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ベストアルバムの功罪
現実となった音楽業界の倒産劇
本格化する音楽ソフトのネット配信
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音楽のネット配信は普及するか?
スターデジオー00Sレコード業界
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「MP3」、「メモリースティックウォークマン」
大手レコード会社幹部に聞く音楽事情
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音楽の著作権元管理は妥当か?
レコード会社各社の動向
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多岐にわたって生じる音楽著作権問題
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大物音楽プロデューサーに聞く音楽事情
生き残りを賭けて模索を続けるレコード会社
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音楽業界、東芝EMIの実情
ワーナーミユージックージヤパンの音楽事情
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巨大産業となった音楽業界
ヒット至上主義からの脱却