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音楽のネット配信は普及するか?~音楽サークル・身内大集合~東京の格安音楽企画

音楽のネット配信は普及するか?

ところで、インターネット配信にしろ、通信衛星配信にせよ日本国内でどれほど普及するのかとなると、現時点ではまったく未知数というほかない。携帯プレーヤーなど(どれほどの需要があるのか。第一、ダウンロードに時間がかかり過ぎる手間をかけてまで、ネット配信に興味を抱く層はアメリカならいざ知らず、この狭い日本でどれくらいいるだろうか、一部のマニアというか先端技術に関心が高い人々を除くと、ネット配信が将来、ビジネスとして確立する分野なのかどうかははっきりしていない。狭い部屋に所狭しと各種の機器を並べて、ダウンロードした音楽を一人静かに聴きながら楽しむ。それよりも、レコード店などで手軽にCDなどのソフトを買い求めて、音楽を楽しむ層の方が、まだまだ当分の間は圧倒的に多いと思われてならないのだが、いかがなものだろうか。99年12月20日の第一回の送信はラルクーアソーシェル、ヒステリックーブルー、セソチメソタルーバス、ザーブリリアソトグリーソ、鈴木雅之、佐野元春といった具合に実に多彩で、42アーティストの44曲がラインナップされています。また、コロムビアは日本の古典音楽をとりあえず送信すると発表しました。他社も当然配信業務を考えていると思いますが、各社とも共通していることは、この配信業務が需要拡大のためにあるという点です。人気アーティストのパッケージそのものの拡売につなげるのは当然として、同時に旧譜の活性化も目指すということです。また、パッケージレスで終る場合も、店頭に置いていない曲やレコード店に行けない人を対象に、家庭で手軽に音楽を手に入れられるようにして対価としては相応の金額を受け取り、新規ビジネスとしてとらえていく。つまりパッケージの更なる拡売と新規ビジネスの両面を合わせ持ちながら、基本的には本来のパッケージビジネスを我々は守りますというスタンスだと思います。一方、世界規模で見たネット配信事業は、5大メジャーを中心に着々と進んでいます。ユニバーサルとBMGがIBMと組んだように、各社それぞれのパートナーを選択して配信事業に乗り出そうとしています。IFPI(国際レコード産業連盟)のパーマン会長は、99年10月に来日した際の記者会見で、3~4年後には音楽にアクセスする手段として最大のシェアーを占めるのではないかと発言し、それに対して記者団から『それは小売店を無視することになりませんか』と質問が出ました。パーマン会長は『レコード会社自体が大変革を遂げている時期に小売店だけが今までと同じであり続けるわけがない。小売店なりの対応策を探すのは当然でしょう』とかなりはっきりした意見を言いました。これは、音楽配信に関するレコード会社サイドからの肯定的な発言としては初めてのことでした」99年2月、世界の主要なレコード会社、団体、電子機器メーカー、音楽著作権団体がSDMIを設立した。これはデジタルフォーマットによるさまざまな音楽流通チャンネルなどのセキュリティ技術の確立を目的に発足している。ネット配信で大問題になってきた、著作権者や著作隣接権者の権利を守るセキュリティ技術の仕様ガイドラインを作るための動きだった。同年7月、こうしてネット配信を前提とする携帯型オーディオ機器の仕様ガイドライン、「ポータブル機器仕様パートー・Verl・O」を策定。家電メーカー各社はそれを機会に、一斉に携帯プレーヤーの製品化に今、乗り出したというわけだ。「SDMIが設立されたのは、RIAA(全米レコード協会)が著作権の侵害に当たると争っていた、デジタル音声圧縮規格であるMP3形式の音楽ファイルを再生できる携帯型音楽プレーヤーに関する裁判に敗けたからです。プレーヤー本体は違法ではない、著作権の処理さえキチソとすれば問題はない、という判決でした。そこで、それまで反対してきた5大メジャーが方針転換。家電メーカーや圧縮ソフト開発業者も巻き込んで、レコード業界主導でネット配信のイェシアチブを取ろうということなんですよ」(前出、音楽出版社社長)一方、大手レコード会社の幹部は、「レコード会社はキャリアがCDなどのパッケージだろうと、ネット配信に替わろうが基本的にはそれをビジネスにできる持ち札、権利を持っていれば、どんな事態にも対拠できる。それは優良なコンテンツをどれだけ確保しているかです。ネット配信になってもインフラの整備がどんどんできていけば、レコード会社の持つコンテンツはそれに乗れる。つまり、いかに多くの良質な原盤複製権を持っているかどうかに、レコードメーカーの将来はかかっている、とみています」と語る。
激動するレコード業界
ミリオンセラーの暗闇
アーティストのリストラも開始
制作は外部起用が主流
拡大する音楽プロダクションの影響力
岐路に立たされたレコード業界
消えるレコード会社、生き残るレコード会社
ベストアルバムの功罪
現実となった音楽業界の倒産劇
本格化する音楽ソフトのネット配信
音楽界のネット通販の将来性
音楽のネット配信は普及するか?
スターデジオー00Sレコード業界
アメリカのネット配信事情
日本企業のCS放送進出
「MP3」、「メモリースティックウォークマン」
大手レコード会社幹部に聞く音楽事情
揺れる音楽著作権の概念
坂本龍一の「メディアーアーティスト協会」
音楽の著作権元管理は妥当か?
レコード会社各社の動向
音楽著作権の「在り方」の変化
多岐にわたって生じる音楽著作権問題
大手音楽出版社社長に聞く
イメージ通りか?音楽業界の仕事
音楽業界のレコーディングについて
音楽プロダクションについて
音楽出版社の実情
コンサートプロモーターについて
大物音楽プロデューサーに聞く音楽事情
生き残りを賭けて模索を続けるレコード会社
音楽業界、SMEの実情
音楽業界、東芝EMIの実情
ワーナーミユージックージヤパンの音楽事情
音楽会社、ユニバーサルミュージックの話
エイペックスの音楽ばなし
ビクターエンタテインメント音楽会社のはなし
ユニバーサルビクターの音楽事情
ポニーキャニオンという音楽会社
日本コロムビアという音楽会社
日本クラウン音楽会社
ティチクという名の音楽会社
フオーライフレコード音楽会社について
巨大産業となった音楽業界
ヒット至上主義からの脱却