東京格安音楽企画・音楽サークル身内大集合

坂本龍一の「メディアーアーティスト協会」~音楽サークル・身内大集合~東京の格安音楽企画

坂本龍一の「メディアーアーティスト協会」

インターネットなど著作物の新しい利用形態が広がれば、著作権管理の在り方もおのずと変わっていかざるを得ない。そんな時代の風潮を受けて、著作権管理の在り方を検討していた文化庁の著作権審議会専門部会は99年7月5日、音楽や小説などの著作者に代わって、JASRACなどの集中管理団体が独占的に使用料の徴収などを行う現行制度を見直し、許可制と登録制に改める方向で中間報告をまとめて発表した。登録制になれば企業などにも今後、仲介業務への参入の道が開かれることになる。これまでも、JASRACによる著作権の匸兀管理には批判や不満の声がかなり出されていた。たとえば、音楽家の坂本龍一らが設立した「メディアーアーティスト協会」(MAA)などもそうだ。MAAはアーティストが個人として参加する組織で、発起人には他にロックミュージシャンの佐野元春、ゲームソフトメーカー「ワープ」の飯野賢治社長、コンピュータグラフィックス(CG)アーティストの河口洋一郎、音楽家の冨田勲、松武秀樹の6人が名を連ねている。デジタル時代の著作権管理や保護の在り方、不正コピー防止技術や課金システムなどについて研究会を開催。提言や要望を発表している。文化庁が著作権管理の在り方で、見直しの方向を打ち出そうとしているのも、そういった声に応えようという姿勢があるからだ。坂本龍一らの声をまとめると、「ネット経由の音楽配信では、最初は自分の曲を無料で配信し、途中で有料に切り替えるなどの裁量権をアーティスト本人に与えるべぎだ」といった意見になる。現行制度ではアーティストが著作権管理をTJASRACに委託すると、JASRACが著作物の利用許諾や使用料徴収などの一切の業務を代行する。その代わりに、アーティスト側はすべての仲介業務を任せないとJASRAC赱契約できないことになっている。つまり、著作権者のアーティストの意思がほとんど反映されないことに不満を持つアーティストたちはけっこう多い。仲介業務法が許可制から認可制、登録制に変更されれば、JASRACなどの既存団体以外の組織や団体に権利を委託し、使用料の設定にも著作権者の声がより反映されやすくなるのではないか、とみられているのだ。すでに、法改正に備えた動きも始まっているようだ。Q「放送」と「通信」の境界は?デジタル放送や配信事業で著作権が問題になったのは98年8月頃だった。第一興商がCS「スカイパーフェクTV」で放送していた「スターデジオー00」が著作権侵害に当たるとして、レコード会社17社が東京地裁に提訴したことに始まる。レコード各社が「スターデジオー00」を訴えたのは、同番組は「放送」ではなく、「通信」だという視点からだった。一方、第一興商側はあくまでも「放送」という立場を取っている。いったい放送と通信ではどこがどう違うのか素人にはわかりにくい。だが、著作権法ではこのふたつは明確に区別されている。第一興商は郵政省から「放送」の許可を受け、JASRACも暫定的ながら「放送」として、CDの使用許諾を出している。放送を開始した97年3月から99年3月末までの著作権料として約6000万円を支払っている。そこで「違法性はない」という姿勢を貫いているわけだ。放送の場合は著作権法上、レコード会社にCDの使用許諾を得る必要はない。だが、レコード会社はこの主張を絶対に認めるわけにはいかない事情がある。スターデジオを聴いているリスナーはMDを使えば、CD並みの音質でコピーすることができるため、CDパッケージ販売に重大な影響を与えると、CDの売れ行きへの打撃を恐れているというわけだ。現行の著作権法は著作権保護の枠組みを、アナログ音源を前提に構築しているため、デジタル音源の登場で現実との間に不適合を起こしてしまった。そこで、レコード業界はデジタル放送にもレコード会社の使用許諾権を認めさせようとしているのである。現に、インターネットの場合はスターデジオと同様に音楽を配信しようとすれば、レコード会社には使用許諾権がある。それはインターネットは放送ではなく通信と法律的には解釈されているからだ。この場合、レコード会社は使用許諾料を徴収できるわけで、収入源のひとつとして将来性が大きく見込めるから、デジタル放送を「放送」と認めるわけにはいかないのだ。裁判は現在も続けられているから、いずれはそれなりの形で決着すると思われる。第一興商はレコード17社との裁判の過程で、98年10月から「スターデジオー00」の音楽放送100チャンネルの詳細な番組表提供を全チャンネルについて中止した。「裁判とは関係ない。JASRACとの暫定使用許諾に基づいた処置だ」(第一興商)JASRACは暫定合意の条件として、タイムコードを告知するファックスサービスの漸次削減と、対象チャンネル数削減を求めていた。そのことへの第一回目の対応ともいえる。同番組では番組表の中で、人気の高い邦楽関係チャンネルなど70チャンネルについては、楽曲が何時何分何秒から流れるかを記したタイムコードを提供してきた。これがレコード会社の主張する「放送に名を借りた番組配信」の根拠のひとつともなっていた。ファックスサービスも8チャンネル削減して62チャンネルになった。
激動するレコード業界
ミリオンセラーの暗闇
アーティストのリストラも開始
制作は外部起用が主流
拡大する音楽プロダクションの影響力
岐路に立たされたレコード業界
消えるレコード会社、生き残るレコード会社
ベストアルバムの功罪
現実となった音楽業界の倒産劇
本格化する音楽ソフトのネット配信
音楽界のネット通販の将来性
音楽のネット配信は普及するか?
スターデジオー00Sレコード業界
アメリカのネット配信事情
日本企業のCS放送進出
「MP3」、「メモリースティックウォークマン」
大手レコード会社幹部に聞く音楽事情
揺れる音楽著作権の概念
坂本龍一の「メディアーアーティスト協会」
音楽の著作権元管理は妥当か?
レコード会社各社の動向
音楽著作権の「在り方」の変化
多岐にわたって生じる音楽著作権問題
大手音楽出版社社長に聞く
イメージ通りか?音楽業界の仕事
音楽業界のレコーディングについて
音楽プロダクションについて
音楽出版社の実情
コンサートプロモーターについて
大物音楽プロデューサーに聞く音楽事情
生き残りを賭けて模索を続けるレコード会社
音楽業界、SMEの実情
音楽業界、東芝EMIの実情
ワーナーミユージックージヤパンの音楽事情
音楽会社、ユニバーサルミュージックの話
エイペックスの音楽ばなし
ビクターエンタテインメント音楽会社のはなし
ユニバーサルビクターの音楽事情
ポニーキャニオンという音楽会社
日本コロムビアという音楽会社
日本クラウン音楽会社
ティチクという名の音楽会社
フオーライフレコード音楽会社について
巨大産業となった音楽業界
ヒット至上主義からの脱却