東京格安音楽企画・音楽サークル身内大集合

ミリオンセラーの暗闇~音楽サークル・身内大集合~東京の格安音楽企画

ミリオンセラーの暗闇

日本で一年間に発売されるレコードCDの総生産数量は約3億枚といわれる。この数量はこの数年間ほとんど変化していない。つまり、ミリオソセラーが多ければ多いほど、他のCDは売れないという構図がずっと続いている。儲けは一部アーティストやグループに集中し、それ以外はいつまで経ってもウダツがあがらないというわけだ。ちなみに、生産数量が前年比横ばいのオーディオレコードを部門別にみると、邦楽アルバムは前年比10%増と好調だった一方で、CDシングルは前年比8%減だし、アルバム中心の洋楽CDは6%も落ち込んでいる。大物アーティストたちの相次ぐベスト盤発売にも、レコード会社の背に腹は替えられぬ裏事情が実はあったといわれている。この数年、大手レコード各社はごく一部を除いて、毎年赤字決算を余儀なくされ、経営状態は最後の瀬戸際まで追い込まれていた。モれを打開する苦肉の策として、各社は自社で抱える大物アーティストのベスト盤発売に賭けた、というのがいつわらざる実態なのである。そんな裏事情を知らないマスコミ等が、「やれ何百万枚売れた」とか「すごい、500万枚突破」とはやしたてただけなのだ。そこに、カラオケ大好き人間やミー(Iなファンが、いわば踊らされて飛びついて買ったということだろう。もちろん、ベスト盤は自分の知っている曲や大好きな曲がいっぱい入っているし、シングルに比べて割安感があるというのも、ミリオソセラーが数多く出た理由にあげられるかもしれない。この傾向は97年にはすでに始まっていた。ミリオソセラーはアルバム27作品、シングル17作品で44作品にのぼっていた。この時点ではGLAYのベスト盤アルバムが過去最高の400万枚を突破と騒がれたものだが、98年にはBzが500万枚を突破してあっさりと抜き去り、99年は宇多田ヒカルの800万枚突破など、ごくひと握りのアーティストのCDのみが爆発的にヒットする傾向はさらに強まろうとしている。だが、レコード業界は今のような状態で果たしていいのだろうか。世界5大メジャーレコード会社系列や有力アーティストを抱えるレコード会社は、今後も生き残っていけるのだろうが、いかに老舗とはいっても有力コンテンツ(情報の内容)を持たないレコード会社は淘汰される運命が待っている。各社とも大幅な人員整理などのリストラを急ぎ、業界内では、「A社はこの2年間で社員200人を整理した」「B社は社員を3分の1まで減らした」と公然と語られている。それでも生き残れるのは数社に過ぎないといった声さえ出始めている。音楽CDの二極分化が進んでいるように、レコード会社の二極分化も深刻さの度を増そうとしている。
激動するレコード業界
ミリオンセラーの暗闇
アーティストのリストラも開始
制作は外部起用が主流
拡大する音楽プロダクションの影響力
岐路に立たされたレコード業界
消えるレコード会社、生き残るレコード会社
ベストアルバムの功罪
現実となった音楽業界の倒産劇
本格化する音楽ソフトのネット配信
音楽界のネット通販の将来性
音楽のネット配信は普及するか?
スターデジオー00Sレコード業界
アメリカのネット配信事情
日本企業のCS放送進出
「MP3」、「メモリースティックウォークマン」
大手レコード会社幹部に聞く音楽事情
揺れる音楽著作権の概念
坂本龍一の「メディアーアーティスト協会」
音楽の著作権元管理は妥当か?
レコード会社各社の動向
音楽著作権の「在り方」の変化
多岐にわたって生じる音楽著作権問題
大手音楽出版社社長に聞く
イメージ通りか?音楽業界の仕事
音楽業界のレコーディングについて
音楽プロダクションについて
音楽出版社の実情
コンサートプロモーターについて
大物音楽プロデューサーに聞く音楽事情
生き残りを賭けて模索を続けるレコード会社
音楽業界、SMEの実情
音楽業界、東芝EMIの実情
ワーナーミユージックージヤパンの音楽事情
音楽会社、ユニバーサルミュージックの話
エイペックスの音楽ばなし
ビクターエンタテインメント音楽会社のはなし
ユニバーサルビクターの音楽事情
ポニーキャニオンという音楽会社
日本コロムビアという音楽会社
日本クラウン音楽会社
ティチクという名の音楽会社
フオーライフレコード音楽会社について
巨大産業となった音楽業界
ヒット至上主義からの脱却