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音楽著作権の「在り方」の変化~音楽サークル・身内大集合~東京の格安音楽企画

音楽著作権の「在り方」の変化

坂本龍一らが結成したメディアーアーティスト協会は99年10月22日、文化庁の著作権審議会に著作権管理制度の改正を求める意見書を提出した。音楽著作権は仲介業務法に基づいてJASRACが匸兀的・集中的に管理している現状に対して、音楽家が「自分の作品を自由に発表、流通させることができないのは、基本的人権の侵害だ」とした上で、現在の管理体制は、CDなど既存の物流経路を経なくても、インターネットで作品を発表できるようになった現状に追いついていない。違法コピーなどによる財産権上の不利益だけでなく、作品発表や表現の自由など精神的自由も制限しているとして、著作権管理の規制緩和や競争原理導入などを求めているのである。著作権の在り方についても、今後はかなり柔軟な考え方が取り入れられるようになっていく可能性はありそうだ。「坂本龍一さん達の考え方は、音楽とかアーティストが画一的な料金で許諾されていることに対する疑問があるのだと思います。JASRACは仲介業務法で唯一認められた音楽著作権の徴収分配団体ですが、そこには使用料規程があり、大ヒット曲であろうが知名度のない曲であろうが、また大スターであろうと新人であろうと、更に音楽の種類にも関係なく使用料は一律になっています。そこで音楽配信のような新しいメディアでは、権利者がネゴシアブル、つまり指し値ができるようにしたいという思いがあるのではないでしょうか。現在も、ある曲を使う場合、コマーシャルやゲームでの使用は指し値がききます。音楽出版社が使用者と使用料を交渉して金額を決めているという現状の形態を、送信の際の民主制を保つことを前提とした著作権管理の方法として、坂本さん達は考えているのではないでしょうか」(大手音楽出版社社長)ところで、JASRACが徴収する年間985億円(98年度)の著作権料その他の内訳をみると、約300億円分は実はアメリカなど欧米に支払う分なのだ。そのうちの9割がアメリカだという。一方、日本が海外から受け取る著作権料は約3億円で100分の1しかない。しかもそのほとんどがアユメで使われた音楽関係で、日本の楽曲の海外進出はほとんどゼロに近い状態なのである。「私はいつもアジア発世界のヒット曲を作ろうと言うんだが、その視点からみれば坂本龍一がアメリカに住んで活躍を始め、世界を相手にしようと考えたのは正解ですよ。日本の若いアーティストにもどんどん世界に出ていってほしい。ただし、アメリカにはアメリカの事情、日本には日本の事情というものがある。アメリカはこうだ、世界はこうだとかいう視点だけで、日本を批判してほしくはない。坂本龍一らは新人もベテランも著作権料が同じなのはおかしいと言うけれども、歌唱印税は新人と実績のあるベテランでは雲泥の差がある。だが、新人の場合でも、例えば宇多田ヒカルのようにトーンと売れてしまうこともあるから、著作権料に関しては新人もベテランも差をつけることはできないと思いますよ」音楽プロデューサーの山田贋作氏はこう指摘する。
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