東京格安音楽企画・音楽サークル身内大集合

アーティストのリストラも開始~音楽サークル・身内大集合~東京の格安音楽企画

アーティストのリストラも開始

一方、レコード業界の変化はアーティストにも当然およんできている。一時期、アーティストの囲い込みにレコード会社が走った結果は、レコード会社にとっては無残な結果をもたらしてしまった。アーティストや芸能プロダクションに足元をみられて、移籍料や契約料が急騰してしまったのだ。しかし、それでもレコード会社の思惑通りにCDが売れさえすれば、支払った大金に見合う元は取れる予定だったのに、囲い込んだアーティストの大多数がほとんどCDが売れなかったのである。今、レコード各社はアーティストのセレクトを始めている。「当社は97年から98年にかけて、約50組のアーティストやグループと契約した。ところがそのうちCD発売でプラスになったのは、プラス何千円も含めてわずか3人だけでした。残りの47組は大赤字ですよ。アーティストとレコード会社が契約する場合、相手がズブの素人だとすると、そのアIティストが所属しているプロダクションと契約する。プロダクションがアーティストを抱えていますからね。プロダクションは何に金がかかるかというと、まずマネジャーをI人付けます。それにアーティストの給料もある。その金をプロダクションはレコード会社に要求するんだけど、プロダクション側の利益も当然入っているから、無名のアーティストでも月に200万円ぐらいは要求される。契約はほとんどの場合は2年契約だから、Iアーティストと契約しただけで、黙っていても2年間で4800万円が飛んでいく。これはレコード会社の渡し金で戻ってこない金です。契約相手が例えばロックバンドなら、彼らは年間何回かライブをやります。ライブ(ウスを1日借りると小さな場所でも70万~80万円はかかる。この費用もレコード会社が負担する。だから、Iアーティスト当たりで何の宣伝もしなくても、2年間では6000万~7000万円はかかってしまうんです。それに、契約した以上は1枚のシングルCDも出さないなどということはない。2年間の契約期間中に何枚かのCDは出すわけで、スタジオ代だとか原盤制作費がかかりますから、それも含めると売れても売れなくても、1アーティストで億の金が飛んで行く。こんなことを考えると、レコード会社としてはもうバカバカしくてやってられない、というのが正直な感想ですよ。レコード業界の業態は典型的な水商売です。こんな状態が数年間続いたものだから、レコード会社も自分たちがこれまでやってきたアーティストの囲い込み競争、引き抜き合戦の失敗にようやく気がついたというわけですよ。その間に、売り手市場になってしまってプロダクションの力が強まってきた。結局は高い買い物をしてしまったんです。現在はアーティストのリストラを各社が競ってやり出しています。50人と契約する一方で、当社は約30人の契約を打ち切りました。各社とも″生き残り″に必死になってますよ」(前出、営業本部長)アーティストにかけた投資のペイライソは、年間でシングルCD7万枚前後だといわれている。
激動するレコード業界
ミリオンセラーの暗闇
アーティストのリストラも開始
制作は外部起用が主流
拡大する音楽プロダクションの影響力
岐路に立たされたレコード業界
消えるレコード会社、生き残るレコード会社
ベストアルバムの功罪
現実となった音楽業界の倒産劇
本格化する音楽ソフトのネット配信
音楽界のネット通販の将来性
音楽のネット配信は普及するか?
スターデジオー00Sレコード業界
アメリカのネット配信事情
日本企業のCS放送進出
「MP3」、「メモリースティックウォークマン」
大手レコード会社幹部に聞く音楽事情
揺れる音楽著作権の概念
坂本龍一の「メディアーアーティスト協会」
音楽の著作権元管理は妥当か?
レコード会社各社の動向
音楽著作権の「在り方」の変化
多岐にわたって生じる音楽著作権問題
大手音楽出版社社長に聞く
イメージ通りか?音楽業界の仕事
音楽業界のレコーディングについて
音楽プロダクションについて
音楽出版社の実情
コンサートプロモーターについて
大物音楽プロデューサーに聞く音楽事情
生き残りを賭けて模索を続けるレコード会社
音楽業界、SMEの実情
音楽業界、東芝EMIの実情
ワーナーミユージックージヤパンの音楽事情
音楽会社、ユニバーサルミュージックの話
エイペックスの音楽ばなし
ビクターエンタテインメント音楽会社のはなし
ユニバーサルビクターの音楽事情
ポニーキャニオンという音楽会社
日本コロムビアという音楽会社
日本クラウン音楽会社
ティチクという名の音楽会社
フオーライフレコード音楽会社について
巨大産業となった音楽業界
ヒット至上主義からの脱却