東京格安音楽企画・音楽サークル身内大集合

音楽業界、SMEの実情~音楽サークル・身内大集合~東京の格安音楽企画

音楽業界、SMEの実情

業界トップのSMEはこの2年余り、業績不振にあえいでいる。99年3月期をみると売上高は前年同期比8%減の1052億円、経常利益は同91%減の13億円にまで落ち込んでいる。多額の宣伝費をかけたわりに、これといったヒット曲が出なかったからだ。人件費など固定費の負担が大きいのも、経営を圧迫する要因となっている。1600名の社員を抱え、工場部門を除いた社員の平均年齢は40歳を超えているというのは、かなりの高年齢である。SMEは他社に先駆けて98年4月以降、安室奈美恵を育てた小室哲哉やミスターチルドレンを手掛けた小林武史、相川七瀬の織田哲郎など外部の大物プロデューサーと契約するなど、制作を外部に大幅にゆだねる方針を打ち出している。そして、SMEはプロモーションや販売に徹した会社への転身を試みるべく、テレビCMなどの販促活動に大金を投入する戦略を取ったのだ。しかし、残念ながら売り上げにはあまり結び付かなかった。時代の風が変わっていたのだ。一時はドラマとのタイアップによる主題歌の売り出しや、大量のテレビCMは即売り上げに結びつく時代が続いたものだったが、最近はFM放送に食い込んで月間の露出度を増やしたりする方が、費用もかからないし効果も高いようだ。SMEが外部プロデューサー制を導入した理由としては、時代に合った旬のプ已アユーサーの才能には限界がある、という判断があったようだ。社内でそんなプロデューサーを次々と育てる労力よりも、今が旬のプ已アユーサーにヒットする作品を依頼すれば、契約金などで金はかなりかかっても、結果的にはヒット作が連続していけば、経営基盤の恒常的安定化に寄与するという経営判断をトップが下した結果である。この間、SMEも様々な模索を続けている。スカイパーフェクTVで98年7月から開始した、音楽チャンネル「ヴュージック」のCATV向け営業に関して、その業務に実績のあるジュピタープログラミングと業務委託契約を同年10月に締結した。経営の早期安定化のためにはCATVへの配信が欠かせないためだ。ヴュージックはSME所属アーティストのライブやコンサートを年間100本以上生中継しているためか、人気チャソネルのひとつになっている。ジュピターとの提携で、99年1月からはジュピター・テレコム傘下のCATV約20局でも放送を始めている。ライブ(ウスのフランチャイズ全国展開も開始した。SMEやエイベックスの共同出資会社ホールネットワークが、FC方式の全国展開に乗り出したのだ。ホールネットのライブ(ウスには光ファイバーケーブルの放送設備がある。ここを、中堅アーティストたちの活動処点と位置づけ、所属アーティストのコンサートをCS放送やインターネット中継に活用する予定だ。デジタル時代に向けた経営戦略の一環ととらえられる。音楽CD購入者に限定したインターネット配信も始めている。98年10月29日の太田裕美のライブの映像と音声を、ミニアルバム「魂のピリオド」購入者に限ってネット配信するなど、新しいプロモーション戦略にも乗り出した。ネット配信を受けるには、SMEのホームページから「コネクテッド」というソフトをダウンロード、次にCDをパソコンのCD-ROMドライブに挿入後、再度SMEのHPに接続すればOKとか。かと思えば、10代アーティストの専門レーベル「POTARTIST」を新設している。才能豊かな新人を探し出し、中高校生向けの作品を制作する狙いだという。その第一弾は98年10月末デビューした「H・Ister・lcBlue」。プ卩デューサーは「GLAY」を手掛けた佐久間正英氏が担当する。人気アーティストの東南アジアへの進出にも力を入れている。若手ポップスグループのザープリリアソトグリーソのファーストーアルバムを98年10月末、台湾で発売し、漸次、タイなど6カ国・地域に投入している。それに日本のヒット曲を現地アーティストにライセンス供与する権利ビジネスも手掛けている。トップテソに入る曲ならアジア進出でCD販売枚数を1割程度は底上げできる、との判断があるためだ。アジアへのライブ番組配信も99年夏から始まっている。住友商事系のジャパソーエソターテイソメソトーテレビジョソ(JET、本社シンガポール)は、日本のテレビ番組と衛星を使って台湾や香港、タイ、マレーシアなどのCATVに配信している。そこにヴュージックが制作した日本人アーティストのライブ番組を提供し、月に2回ほどのレギごフー番組化を考えている。CDソフトの時限再販にも新たな動きが出ている。時限再販は叨一年から業界の自主的ルールとして、アルバム、シングルとも期間を2年間としていた。2年を経過すれば、レコード店は自由な価格で売ることができる。SMEは99年1月21日以降、発売するシングルCDと洋楽アルバムの時限再販期間を半年間に短縮した。また、クラシックアルバムは2月20日の発売作品から半年間にした。しかし、収入源の邦楽アルバムについてはそのまま2年間に据え置いている。
激動するレコード業界
ミリオンセラーの暗闇
アーティストのリストラも開始
制作は外部起用が主流
拡大する音楽プロダクションの影響力
岐路に立たされたレコード業界
消えるレコード会社、生き残るレコード会社
ベストアルバムの功罪
現実となった音楽業界の倒産劇
本格化する音楽ソフトのネット配信
音楽界のネット通販の将来性
音楽のネット配信は普及するか?
スターデジオー00Sレコード業界
アメリカのネット配信事情
日本企業のCS放送進出
「MP3」、「メモリースティックウォークマン」
大手レコード会社幹部に聞く音楽事情
揺れる音楽著作権の概念
坂本龍一の「メディアーアーティスト協会」
音楽の著作権元管理は妥当か?
レコード会社各社の動向
音楽著作権の「在り方」の変化
多岐にわたって生じる音楽著作権問題
大手音楽出版社社長に聞く
イメージ通りか?音楽業界の仕事
音楽業界のレコーディングについて
音楽プロダクションについて
音楽出版社の実情
コンサートプロモーターについて
大物音楽プロデューサーに聞く音楽事情
生き残りを賭けて模索を続けるレコード会社
音楽業界、SMEの実情
音楽業界、東芝EMIの実情
ワーナーミユージックージヤパンの音楽事情
音楽会社、ユニバーサルミュージックの話
エイペックスの音楽ばなし
ビクターエンタテインメント音楽会社のはなし
ユニバーサルビクターの音楽事情
ポニーキャニオンという音楽会社
日本コロムビアという音楽会社
日本クラウン音楽会社
ティチクという名の音楽会社
フオーライフレコード音楽会社について
巨大産業となった音楽業界
ヒット至上主義からの脱却