東京格安音楽企画・音楽サークル身内大集合

拡大する音楽プロダクションの影響力~音楽サークル・身内大集合~東京の格安音楽企画

拡大する音楽プロダクションの影響力

レコード業界の制作システムは、この数年の間にA&R制度が主流になりつつある。かつてはレコードをプロデュースするのはレコード会社の特権だった。社内のプロヂューサーやディレクターが、次の曲は作詞を誰にたのみ、作曲は誰先生にお願いして、どの歌手に歌わせるか、そのためにどんな曲想のものでいくかを全部考えてやっていたものだった。しかし、この10数年の間に事情は様変わりしてしまっている。音楽プロダクションは自分たちがアーティストを発掘し育ててきたという自負を持っている。レコード会社などはお金は持っているかもしれないが、権利は原盤の複製権だけじゃないかという意識に変わってきてしまっているのだ。それだけ、音楽プロダクションの強みが出てくるようになってきたのである。そこで、どんな変化が音楽業界に生じてきたかというと、音楽プロダクションがアーティストとその楽曲を自分のところで抱えはじめたのだ。あるプロダクションはアーティストを発掘すると、レコード会社に売り込む前に、まずアーティストを給料制で社員として抱え込みにかかったのである。そして、アーティストたちの生活の面倒を見る代わりにといっては、彼らに失礼かもしれないが、アーティストの曲の出版権を音楽プロダクションが別個に設立した系列音楽出版社に取り込み、コントロールするようになってきている。レコード会社とプロダタショソの力関係が昔とは様変わりしてしまっているのだ。有カプロダクションの場合、この手法によって、その力は近年レコード会社の実力をしのぐほどになってきている。しかも、その勢いをかって、今では原盤制作にまでタッチするなど、プロダクションはレコード事業にまで進出してきている。そんな状況下で派生したのが実はA&R制だったのである。レコード会社がレコードプロデュース現場の復権をめざして、A&R制度を取り入れるようになったのだ。この制度はアーティストが作りあげたある楽曲を、いわば独立事業主ともいえるアーティストと、フリーの音楽プロデューサーが組んでレコード会社と契約して、レコード事業に立ち上げようというスタイルなのである。A&R制度は時代のニーズにもうまくマッチした。プロダクションに抱え込まれたアーティストは、どんなにヒット曲を出したとしても楽曲が急に大ブレイクでもしない限り、一定期間は給料制の枠にしばられて一定の報酬しか得られない。そんなシステムよりも、有能なアーティストにとっては、A&Rの方が実入りもよければ自分の才能を発揮する上でも魅力的なのは当然だろう。もちろん、フリーの優秀な音楽プロデューサーにとっても、この制度は願ったりかなったりで、自分の才能を生かせるというものである。一方、レコード会社にしても何もすべてマイナス面だけではない。このシステムが生かされれば、何も自社で社員のレコーディングディレクターやプロデューサーを抱え込む必要はなくなってしまう。つまり、会社経営の最大のネックのひとつである固定費の削減につながるのだ。レコード会社に依頼されたフリーのプロデューサーは、自分でアーティストを選んで、そのアーティストと彼の楽曲を生かしてくれるディレクターを選択することもできる。昨今はやりの自己責任で、選択した結果がよければみんなが儲かるし、仮りに何回やっても売れないようなら、そのフリープロデューサーは業界から淘汰されていくだけである。A&R制はレコード会社にとっても、無駄な固定費を削減し、効率のよい経営を目指すためには不可欠な要素のひとつになろうとしてきている。「ソニーの場合はA&Rが徹底しています。ソニーは、レコード会社はもはや創造者ではない、と言い切っています。その点、東芝EMIはまだ″レコード会社は創造者だ″と、突っ張っていますけどね。東芝EMIの斉藤正明社長は。我々は音を聴け。まず音を聴くんだ。(ウスディレクターでやっていくんだ″と、レコード会社としての原点に帰れ、と強調しています。しかし、いかに(ウスディレクターとはいっても、スタジオに入って音の指示ができるわけではない。東芝EMIもその現場をみると、(ウスディレクターの仕事はまず売り出せそうなアーティストを見つけては、そのタマをとにかく引っ張ってきて契約する。そして、そのアーティストをどうやったら売り出せるか、そのためにはどんな曲を書かせればいいかに知恵を絞っていますよ。そのためには外部のプロデューサーたちの力をかりてやっている、というのが現実ですね」(業界紙記者)
激動するレコード業界
ミリオンセラーの暗闇
アーティストのリストラも開始
制作は外部起用が主流
拡大する音楽プロダクションの影響力
岐路に立たされたレコード業界
消えるレコード会社、生き残るレコード会社
ベストアルバムの功罪
現実となった音楽業界の倒産劇
本格化する音楽ソフトのネット配信
音楽界のネット通販の将来性
音楽のネット配信は普及するか?
スターデジオー00Sレコード業界
アメリカのネット配信事情
日本企業のCS放送進出
「MP3」、「メモリースティックウォークマン」
大手レコード会社幹部に聞く音楽事情
揺れる音楽著作権の概念
坂本龍一の「メディアーアーティスト協会」
音楽の著作権元管理は妥当か?
レコード会社各社の動向
音楽著作権の「在り方」の変化
多岐にわたって生じる音楽著作権問題
大手音楽出版社社長に聞く
イメージ通りか?音楽業界の仕事
音楽業界のレコーディングについて
音楽プロダクションについて
音楽出版社の実情
コンサートプロモーターについて
大物音楽プロデューサーに聞く音楽事情
生き残りを賭けて模索を続けるレコード会社
音楽業界、SMEの実情
音楽業界、東芝EMIの実情
ワーナーミユージックージヤパンの音楽事情
音楽会社、ユニバーサルミュージックの話
エイペックスの音楽ばなし
ビクターエンタテインメント音楽会社のはなし
ユニバーサルビクターの音楽事情
ポニーキャニオンという音楽会社
日本コロムビアという音楽会社
日本クラウン音楽会社
ティチクという名の音楽会社
フオーライフレコード音楽会社について
巨大産業となった音楽業界
ヒット至上主義からの脱却