東京格安音楽企画・音楽サークル身内大集合

現実となった音楽業界の倒産劇~音楽サークル・身内大集合~東京の格安音楽企画

現実となった音楽業界の倒産劇

時代の激変の波を受けている音楽CD制作現場では、かつては思いもよらなかった倒産劇も現実のものとなってきた。マルチメディアコンテンツ制作会社のシナジー幾何学は、98年秋にインディーズ(自主制作)のアーティスト発掘を専門的に手掛けて、彼らが大手レコード会社からデビューした場合、その著作権や肖像権の管理を含めたマネジメントを引き受ける、いわゆる権利ビジネスに乗り出すと華々しくぶち上げたものの、その結果はあえない倒産劇で終わってしまった。当初の計画によると、シナジー幾可学はインディーズ用に「100℃」というレーベル(ブランド)を立ち上げ、CD販売1万枚をめざして有力レコード店や、インディーズ販売で実績のある専門店で重点的な販促活動をするとしていた。同社は埋もれているインディーズアーティストを数多く発掘して、本格的なメジャーデビューに結び付ける、いわゆるインキュベーション(孵化)機能を狙おうとしたが、資金的に行き詰まってしまった。一時は主力のCD-ROMソフト分野で「ガジェット」など著名な作品を売り出して注目されたこともあった。また、コンピュータグラフィックスの映画制作を手掛けるなどもしたのだが、いわばベンチャービジネスのインキュベーションに失敗した典型例のひとつになってしまったようである。マルチメディアコンテンツ制作会社を支援しようと、バンダイが設立したベンチャー・キャピタルの子会社「マルチメディアファイナンス(MMF)」も、この分野では一敗地にまみれて撤退している。同社は95年、知的所有権を担保にベンチャー企業に投融資する目的で、バンダイグループ55%、住友銀行45%出資で設立。年間20億円程度を目途に投融資に乗り出した。97年3月末の投資残高は18社に7億円、家庭用ゲーム機分野のソフトウェア会社20社に10億円を注ぎ込んだものの、最後は、「マルチメディアコンテンツ制作会社が運転資金を求めて殺到する駆け込み寺のような状態で行き詰まってしまった」(全国紙経済部記者)のである。同社の投融資先のひとつがシナジー幾何学だった。人気テレビドラマ「ツイソピークス」のデビッドーリソチ監督とcG(コンピュータグラフィックス)映画「ウッドカッターズ」の制作をぶち上げ、MMFから1億5000万円の投資を受けたものの、その後の資金繰りが続かず、98年12月に東京地裁に自己破産を申請。MMFも98年11月中旬、東京地裁に特別清算を申請して幕を閉じている。
激動するレコード業界
ミリオンセラーの暗闇
アーティストのリストラも開始
制作は外部起用が主流
拡大する音楽プロダクションの影響力
岐路に立たされたレコード業界
消えるレコード会社、生き残るレコード会社
ベストアルバムの功罪
現実となった音楽業界の倒産劇
本格化する音楽ソフトのネット配信
音楽界のネット通販の将来性
音楽のネット配信は普及するか?
スターデジオー00Sレコード業界
アメリカのネット配信事情
日本企業のCS放送進出
「MP3」、「メモリースティックウォークマン」
大手レコード会社幹部に聞く音楽事情
揺れる音楽著作権の概念
坂本龍一の「メディアーアーティスト協会」
音楽の著作権元管理は妥当か?
レコード会社各社の動向
音楽著作権の「在り方」の変化
多岐にわたって生じる音楽著作権問題
大手音楽出版社社長に聞く
イメージ通りか?音楽業界の仕事
音楽業界のレコーディングについて
音楽プロダクションについて
音楽出版社の実情
コンサートプロモーターについて
大物音楽プロデューサーに聞く音楽事情
生き残りを賭けて模索を続けるレコード会社
音楽業界、SMEの実情
音楽業界、東芝EMIの実情
ワーナーミユージックージヤパンの音楽事情
音楽会社、ユニバーサルミュージックの話
エイペックスの音楽ばなし
ビクターエンタテインメント音楽会社のはなし
ユニバーサルビクターの音楽事情
ポニーキャニオンという音楽会社
日本コロムビアという音楽会社
日本クラウン音楽会社
ティチクという名の音楽会社
フオーライフレコード音楽会社について
巨大産業となった音楽業界
ヒット至上主義からの脱却